理事長挨拶

 わが国が超高齢化社会に向かい、生産年齢人口が減少する中で持続的な成長を図るためにはICTの活用による生産性向上が不可欠です。建設分野においても国土交通省の主導でi-Constructionとしてインフラの整備から運用の段階までICT等の新技術やデータの活用による生産性革命が推進されています。

 そうした中で建築分野においてはBIM(Building Information Modeling)の導入により企画・設計から維持管理まで一貫してデータを活用することによる効率化、高度化に大きな期待が寄せられています。しかし、現在のところ個別の企業やプロジェクトでBIMの活用が図られているものの、建築界で共通に利用できる情報インフラとしての設備機器、建築部品等のライブラリーが無いことが普及を阻害する一つの要因となっています。

 この課題に取り組むため2015年10月に関係の団体、企業等が参画してBIMライブラリーコンソーシアム(BLC)が設立され、2018年10月にはBIMオブジェクト標準(BLC標準)が作成・合意されました。

 その後、国立研究法人建築研究所のBIMに関する共同研究パートナーとして特定されたのを機に、任意団体としてのBLCから技術研究組合法に基づく国土交通大臣認可のBIMライブラリ技術研究組合(BLCJ)として2019年8月に新たなスタートを切りました。

 今後目標である2023年に向けて研究開発を進めてまいりますが、達成すべき目標が建築界が幅広く共有できる情報インフラとしてのBIMライブラリであることから、できるだけ多くの皆様にご参画いただくと共に関係の皆様の多大なるご支援、ご協力を賜りますようお願いを申しあげます。

BIMライブラリ技術研究組合
理事長  奥田 修一