2019 年度 BIM ライブラリ技術研究組合の事業方針及び事業計画の説明

1. 2019 年度事業方針

(1)概要

  2019 年度は、BIM ライブラリ技術研究組合(以下「技術研究組合(BLCJ)」という。)の初年度であり、BIM ライブラリの本格的な構築に取り組む年度である。

 特に2018年10月に確立したBIMオブジェクト標準(version1.0)(以下「BLCJ標準」という。)の見直し、官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)予算による「BIMオブジェクトライブラリの運用システムの試作検討業務」(以下「試作検討業務」という。)から得た知見を踏まえ、本格的なBIMライブラリの構築、オブジェクト作成、BLCJ 標準の見直し等を行い、2020 年秋のBIMライブラリ運用開始を目指すとともに、建築確認及び仕様情報とのBIMオブジェクトの連携を図る。

 また技術研究組合の活動は、国土交通省に2019年5月に設置された建築BIM 推進会議での重要な取り組みのひとつの「BIMモデルの形状と属性情報の標準化」と位置付けられる。

 これらの活動に対し、技術研究組合として新たな体制を構築し、他と連携を図りながら取り組む。

(2)重点取り組み事項

a.試作検討業務に基づく課題の整理

 前年度の試作検討業務で整理されたオブジェクト、ライブラリに関する課題を検討し、解決に取り組む。 (在り方部会、建築部会、設備部会担当)

b. BLCJ 標準(version1.0)の見直し

 ライブラリの実用化の視点、建築確認のBIM 化・仕様情報との連携、さらに建築BIM 推進会議で検討予定の日本版ワークフロー等を、BLCJ 標準に反映させる。(在り方部会、建築部会、設備部会、連携部会担当)

c. BIM オブジェクトの作成

 「a.試作検討業務に基づく課題の整理」、ユーザーの利用しやすさ及び形状(図面での表記も含む)にも留意し、オブジェクト作成に取り組む。さらにBIMライブラリのオブジェクトとして必要な要求水準を明確にしてオブジェクトを作成する。その際、必要に応じ外部団体等との連携を図る。さらにメーカーオブジェクト作成支援のソフトウェア開発と組合員への提供を行う。(在り方部会、建築部会、設備部会担当)

d. BIM ライブラリの構築に向けて基本・詳細仕様の整理及び構築の準備

 「a.試作検討業務に基づく課題の整理」、ユーザーの利用しやすさ及び当該BIMライブラリの特色を明確にして、2020 年秋の利用開始を目途にライブラリ構築準備に取り組む。構築は組合員を主体に担当組合員を選定する。またビジネスモデルを設定し、その検証を可能とするため、すべての収入・支出と変動要因を把握する。必要に応じ外部団体等との連携を図る。(在り方部会担当)

e. 日本版ワークフロー、建築確認、仕様情報等との連携

 建築BIM 推進会議で検討が予定される日本版ワークフローの検討、建築確認のBIM 化、仕様情報等との連携を図る。連携の成果をBLCJ標準、オブジェクト作成、ライブラリ構築に反映する。(連携部会、建築部会、設備部会担当)

f. 運用規約類の確定、運用・モニタリング体制・方法の検討

 ライブラリ運用規約類の整合性等を確認し、確定する。また運用開始に向けたBIM ライブラリの運用・モニタリング体制、モニタリング方法を検討する。 (在り方部会、運用部会担当)

g. 他分野等の先進的技術の適用可能性の把握

 GIS、IoT、AI、FM、資産運用・評価等への適用事例に関する情報を収集する。(在り方部会担当)

h. 事務局機能の強化

 事務局体制を拡充し、事務局活動、広報活動等を強化する。


2. 2019 年度事業計画

(1) 技術運営委員会

 各部会に共通する重要な技術的事項の検討、決定のため、必要に応じて開催する。

(2) 部会、ワーキンググループ(WG)、タスクグループ(TG)

 部会は3 か月に1 回程度開催する。WG は、2 週間または次の部会までに1 回程度開催する。TG は、設置後は、必要な頻度で開催する。各部会等の活動は目標を定めて行う。


研究実施体制

技術研究組合理事長奥田 修一BLCJ理事長
プロジェクトリーダー寺本 英治BLCJ専務理事
在り方部会部会長安田 幸一東京工業大学 教授
副部会長山下 純一(一社)buildingSMART Japan 代表理事
ビジネスモデルWG主査山下 純一(再出)
ライブラリWG主査寺本 英治(再出)
オブジェクト在り方検討WG主査
モニタリングWG主査
安田 幸一(再出)
情報WG主査鬼頭 篤子BLCJ
建築部会部会長志手 一哉芝浦工業大学 教授
副部会長岩村 雅人(株)日建設計
形状情報WG主査石川 隆一(株)梓設計
属性情報WG主査網元 順也(株)佐藤総合計画
構造WG主査大越 潤大成建設(株)
施工計画WG主査志手 一哉(再出)
建築オブジェクト作成WG主査石田 憲(株)日建設計
設備部会部会長一ノ瀬 雅之首都大学東京 准教授
副部会長
機械設備オブジェクト作成WG主査
吉原 和正(株)日本設計
副部会長
電気設備オブジェクト作成WG主査
吉永 修(株)日建設計
設備WG主査焼山 誠(株)大林組
BE-Bridge WG主査谷内 秀敬(一社)buildingSMART Japan
運用部会部会長山本 康友首都大学東京 客員教授
副部会長榊原 克巳(一社)buildingSMART Japan
連携部会部会長山本 康友(再出)
建築確認WG主査堀 直志BLCJ
仕様情報WG主査堀 直志BLCJ
事務局担当寺本 英治BLCJ
担当掘 直志BLCJ
担当鬼頭 篤子BLCJ
担当山中 隆BLCJ